当研究室では、半導体光技術をベースとして、情報工学、応用化学、医療と連携した分野横断研究を推進します。学生の皆様には、自身でデザインした光デバイスを一から作り上げ、世界に大きなインパクトを与えるとともに、将来的な業界のリーダーに育って欲しいと考えています。
半導体光技術の分野は、社会基盤の一つである高速・大容量の光通信システムの発展を支えていることから、世界中の研究者が集まる非常に活発な領域であり、相応の高度な結果が要求される傾向にあります。このような背景と併せて、研究成果がダイレクトに製品へ繋がり易いことから、研究成果の報告も各国の企業や大学コンソーシアム等の比較的規模の大きな研究機関が中心です。
このような機関と素子性能を直接競っていくことは現実的には難しいことから、大学の特徴を活かすことで、新しいコンセプトに基づいた次世代の光デバイス(そして、性能面・コスト面などから企業で研究対象とするには難しいデバイス)を中心に据えております。新しい原理、新しい構造、新しいプロセス技術を最大限に活用することで、今まで誰も考えたことのないデバイスを考案し、その可能性と実用性を追求するような、大学でなければできない研究を推進したいと考えております。
東京科学大学(旧東京工業大学) 工学院電気電子系の研究室パンフレット